事務所移転にあたっての注意点や用意したいもの

事務所移転にあたっての注意点や用意したいもの

事業規模の拡大などに伴って、事務所を移転することは珍しくありません。移転先の事務所が近く、大きな荷物が少ない場合は、引っ越し料金を抑えるためにも自社の社員と引っ越し作業をしようと考えることもあるでしょう。確かに、運ぶものがノートパソコンや社員の私物など、量が少なく重量物も無いのであれば、引越し業者に依頼せずとも運搬することができます。事務所移転をなるべく安く行いたい場合に用意すると便利な道具をご紹介します。

引っ越しの際に気を付けることとは?

事務所移転の場合のみならず、引越しを行う場合には床や壁に傷をつけないように注意しましょう。

通常、原状回復工事やクリーニングにかかる費用は敷金の範囲内で収まりますが、あまりにも大きな傷や汚れ、臭いが染みついている場合には追加料金を請求される可能性があります。昭和の時代とは違い、消防法や社員の健康面への配慮などの理由から、臭いの付きやすいタバコを事務所内で吸うことはほとんどゼロに等しいため臭いについては割愛しますが、傷や汚れは引越しの際に新しくついてしまうことがあります。

引っ越し時にあると便利なものとは?

引越しを行う際には、重いものを簡単にスムーズに運ぶ台車と汚れや傷から床や壁を守る養生シートが必要不可欠と言っても良いでしょう。

1.台車

台車があれば段ボール箱に詰めた荷物を、手で運ぶよりも多く、楽に運搬することができます。静音タイプは余計な音が鳴らないようなめらかな作りになっているため、静かなうえに抵抗が少なく、より小さい力で多くのものを運ぶことができます。女性社員が多い場合に特に活躍します。台車は業務用のものを選ぶと良いでしょう。業務用の台車は市販の台車と比較してより重い荷物にも耐えることができます。たとえば、1枚1枚は軽い紙の資料も、100枚、1,000枚、1万枚となれば重量は侮れないものとなります。また、引越し当日だけではなく引越し前に不要品を捨てに行く際にも便利です。

2.養生シート

壁や床を傷や汚れから守る養生は、養生シートというプラスチック製のシートを使って行います。養生シートを固定するには、ガムテープ等と比べると粘着力が低く、壁材や床材への影響を最小限にする養生テープを使います。

養生シートは様々な種類があり、それぞれ素材や色、厚みが違います。事務所の移転に使うのであれば、0.05mmのシートがコスパと耐久性という面から見て一番お得でしょう。最も薄い0.01mmシートは、コスパに優れているものの、重量物や突起がある場合は破れてしまうこともあります。反対に0.1mmなどの厚手のタイプは、耐久性には優れるものの、0.05mmシートと比べるとコストがかかってしまいます。

養生シートを購入するなら、専門に取り扱っているネット通販を利用しましょう。さまざまなネット通販がありますが、高品質な養生シートを1本単位から販売しているショップもあります。

引越しをする際は、床や壁に傷などをつけないよう気を付けるだけではなく、作業中の事故防止にも気を配りましょう。特に、重いものを急に持ち上げようとすると、人によってはぎっくり腰になってしまいます。人手が減るだけではなく、治療に時間がかかってしまうため、無理をせず、重量物は2人で運ぶなど、事故防止を徹底しましょう。

他にもあると便利な引っ越しグッズ

引っ越し作業に伴い、物を動かすと、溜まっていた埃などが舞うことがあります。埃を吸い込むと不快感を覚えるだけではなく、病気の原因になることもあります。そのため、引っ越し作業を行う際にはマスクを支給するとよいでしょう。あまりに多くの粉塵が舞う予測が立てられる場合には、防塵マスクもおすすめです。通常のマスクよりもコストはかかりますが、従業員の健康を守る必要経費と割り切りましょう。

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