会社経営を考えているなら、事前に必要な知識を有しておきたいです。会社を作る時、まずは資本金が必要になります。このお金は株式会社を設立するなら1円でもあれば良いのですが、本気でビジネスに取り組む気があるなら、1円は避けた方が良いです。
資本が少ないと取引先から信用されず、商談の不成立や話を聞いてもらえないといったことがあります。また、金融機関から融資してもらう際にも、資本の金額は重要なポイントになります。金額が少ないと、いざという時に取り立てが出来なくなるので、融資を断られることがあります。金融機関の融資額は資本の金額で決まります。資本の2倍まで借りることができます。
資本は多い方が良いですが、多過ぎると損することがあります。会社設立時の資本が1000万円以上だと、初年度から納税の義務があります。しかし、会社設立時の資本が1000万円未満だと、最大2年間は免税対象となります。さらに免税対象だと、法人住民税均等割の金額が安くなるというメリットがあります。会社設立時は資本1000万円未満の方が得するので覚えておきたいです。
会社設立時は事務所の家賃や備品、仕入れや通信費などの経費が多く発生します。資本は会社運営の体力です。半年くらい余裕を持って運営することを考えると、資本は300万円前後は用意しておきたいです。